◆房州うちわの歴史

奈良時代に中国から伝来したうちわは高貴な人が顔を隠し自らの威儀を正すためや、虫をはらうための道具として使用されていました。
庶民の手に渡り始めたのが江戸時代。暑さしのぎのため、炊事の際の火起こしのために扇ぐなど、日常生活の道具として認識されていました。

江戸の日本橋には商い店の多くがうちわを作るようになり、これが房州うちわの前身の江戸うちわとなります。写真は喜多川歌麿の「蛍狩り」です。このように、うちわは当時の一般民衆の生活の中でも身近な存在であったと推察されます。

房州地方は温暖な気候のため、柔軟性に富んだ女竹が自生しています。丸柄うちわの材料となる女竹は、船で江戸に素材として出荷され、江戸の職人たちがうちわを作っていました。

「房州うちわ」は平成15年に千葉県で初めて経済産業大臣指定伝統的工芸品として認定され、京都の「京うちわ」四国の「丸亀うちわ」とともに、日本三大うちわのひとつとして伝統を受け継いでいます。

時代と共に生活もうちわの使われ方も変化しました。うちわは大量生産の日用品から工芸品と発展し、更なる極みへと至ろうとしています。


◆素材としての竹

素材となる竹は寒い冬でも葉を落とさず、一年中青々。天に向かって真直ぐに伸び、雪が降っても重みに耐えうる生命の象徴とされています。

竹はわずか三ヶ月で成長することから成長力旺盛であること、そして地下に根を張り毎年どんどん伸びていき、筍(たけのこ)を伸ばすことから「子孫繁栄」を意味します。
尚、神事には必ず使用されることから神聖な存在であることが分かります。
房州うちわに使用する竹は「女竹(めだけ ※別名篠竹)」と呼ばれ、名前に女が入るように、竹の種類の中でも女性の様に粘りがあり、しなやかな特徴があります。女竹にしかない「しなやかさ」がやさしい風を生み出します。

 

◆竹星がつくる「房州うちわ」

「房州うちわ」は“一本の竹”から作られているため全面でしなります。その最大の魅力は「ふんわりとやさしい風」が生み出されることです。風を意識して心を込めて、手にする人の気持ちに寄り添っていくようなうちわ作りを行っています。

県内に「房州うちわ」の工房はいくつかありますが、竹星では製作にあたっては愛着を持って手にとって頂けるように、竹の伐り出しから全ての工程を妥協することなく、一箇所の工房で一貫製作行い販売をさせていただいております。

竹の伐り出しは竹林に風を迎え入れ、次に育つより良い竹の育成に繋がり、里山の景観を守ります。竹星は竹も人に通ずると考えています。周りの環境を整えてあげることで陽の光が差し込み、明るく真っ直ぐな竹が育ちます。

手の入った竹藪は神秘的な空気が漂い、不思議と心が洗われる場所となります。管理が行き届かない竹藪を減らし、美しい竹林として後世へと引き継ぎたい。これが竹星の想いです。

 

日々の中でちょっとひとやすみ
心地よいやさしい風に包まれてください。 

 

 

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